剣岳 点の記
①「八甲田山死の彷徨」の著者、新田次郎の原作。映画「八甲田山」の撮影を担当した木村大作が監督した。②点の記とは測量の三角点設定の記録で、剣岳は最後の空白地点だった。陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎が軍の命を受け、現地案内人の宇治長次郎らと共に前人未踏の剣岳登頂に挑む物語。③標高３０００ｍ、体感温度零下４０度の雪中で２０８日間をかけて撮影した偉業は素晴らしい。④二人に扮した浅野忠信、香川照之のほか、映画に関わった「仲間たち」の苦闘に感動。⑤本物の映画作りにこだわった木村大作に敬意を表する。評価⑤
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