火天の城
①直木賞作家山本兼一の第11回松本清張賞受賞の同名小説の映画化。②織田信長に命じられ、空前絶後の巨大建築「安土城」の築城に挑んだ、熱田の宮大工岡部又右衛門たちの3年間のドラマ。③見所・・1、設計コンペでの模型火災実験。吹き抜けのない岡部の城が火災に強いことが証明される。・・2、親柱に使う2尺5寸角の巨大檜探し。敵地武田領の木曾にしかないので、それにまつわる事件や運び方に注目。・・3、3万貫の蛇石の運搬とその際に起こる、武田の喇叭による信長暗殺未遂事件。・・4、完成まじか、親柱周囲の地盤沈下が起こり親柱4寸切断に迫られる。ジャッキのない時代 どうするよ?・・・と、いろいろ見所があって退屈しない。④岡部又右衛門の西田敏行が熱演。その妻の大竹しのぶが「さすが!」という演技を見せる。⑤又右衛門の娘が思いを寄せる若い大工が戦死するが、突然帰ってきたり、長尺檜の運搬を見せなかったり、武田の美人喇叭が唐突だったり、おかしなところもある。なお 信長の栄枯盛衰の果て、完成後3年?で残念ながら消失したのも見せてほしかった。評価④
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