沈まぬ太陽
①原作は山崎豊子の社会派長編小説。②昭和30年代から60年代。日本が高度成長を進む激動の時代。巨大企業国民航空社員、恩地元が巨大組織の中で翻弄されながら、強い信念と不屈の精神で過酷な状況を克服していく物語。「アフリカ篇」「御巣鷹山篇」「会長室篇」3部作のこの長編は小説で読んだが、読み応えがあり一気に読んだ記憶がある。映画も10分の休憩入りで3時間半の長さだが、全然退屈しない。③「これはフィクションであり実在の人物団体などとは関係がありません。」そうだが、国民航空とは今再建問題でもめている日本航空がモデルと見えるのは致し方ない。④主演の渡辺謙は自らこの役を志望したそうで、役柄はピッタリである。⑤山崎豊子のこの小説にはいろんな誹謗があるようだが それを誠実に映画化した勇気がいい。評価⑤
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